インド映画というと、一部の人にとっては「サタジット・レイ」が浮かぶらしいですね
あたしはもちろんこの導演の名前より先に「ラジニカーント」
を覚えたチームですが。
あれこれ読んだりしているうちに名前が入ってきていたのですが、先日宅配レンタルのサイトを見ていたら、DVDがあったんです。
で、ろくろく解説も見ずに借りてみました。
サタジット・レイ監督作品。
主演はオプー役にショーミットロ・チャタージ。
友人の従妹の結婚式を気楽に見に行くはずだったのに、あっという間にオプーが結婚することになった相手が、シャルミラー・タゴール。
そもそもの発端の友人がシャパン・ムカージー。
って書いてても、みんな知らない役者さん。
もともといた結婚相手はあってみれば、不都合があって、嫁の方が結婚を断ります。
でも、そうすると、嫁(になる筈の)家は呪われる、という言い伝えがあるので、呪われないようにオプーに白羽の矢が立つのね。
全く見ず知らずの相手と結婚するオプーとオプルナですが、意外に仲良しなのね。
一緒に映画を見に行くシーンはシャーの「Rab ne bana di jodi」みたい。
寝床でオプーが妻に英語を教えたり・・。
生活のために家庭教師のアルバイトを増やす、というオプーに妻は早く帰ってくることがいちばん、と。
微笑ましいの。
さらに、出産のため里帰りした妻は甘い手紙を書いてきます。
しかし、ある日、妻が早産で命を落としたと知らせが入ります。
失意のオプーはどっかへ(どこ?)行き、書きかけていた小説を捨ててしまい、命が助かった息子にも会いにに行くことはありませんでした・・。
と、最後はここからハッピーエンド、らしいのですが、あたしがちょっと目を離したすきに、あっという間に進展した模様。
見なおす気力はあたしにはありませんでした。
インド映画にしては100分余りの短い(!)作品。
歌も、踊りもないです。
1959年の作品なのですが、白黒で、えらく昔のように感じるのが切ない。

(冒頭に淀川さんの解説が入るのですが、それも懐かしくも古めかしくて、昭和は遠くなりにけり・・と)
ラストも見届けずにいうのもなんですが、こうして思い返してみると、沁みていましたね、かなり。
新妻の相手を最初直視せず、それからおもむろに視線を上げて相手を見るところなんざぁ、そりゃあ夫はワクワクするだろうなあ。
突然知らないどおしが結婚していくのも、初々しくて、いいもんだな、なんて思ったり。
(あ、でも相手によるよね、やっぱり。)
恋愛結婚が多い日本でも、結婚した後で相手に対しびっくりしたり、させたりするようなこと、沢山あるものなあ、などとおもってしまうのも、お脳みそが既にかなりスパイシーになってきている為でしょうか。
本作、ずいぶん変わったところから始まるなあ、と思ったら、監督の三部作の1つらしいです。
「大地のうた」「大河のうた」そして、最後が「大樹のうた」。
何も知らず、借りたあたし。
「インファナル・アフェア」を最後の「終極無間」から見たようなもの?

主役のショーミットロ・シャタージって、まるで昔読んだわたなべまさこさんの描く男性の様でした。