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地続きのものとして

2012.10.30(23:10) 1027

インド映画を見始めて一年。
そして、先日のインディアンフィルムフェスティバル・ジャパンでは、パキスタン映画「BOL/声をあげる」でも出てきて、気になってきていた「名誉殺人」。

今日、「生きながら火に焼かれて」を読み終えました。

作者はシスヨルダンと言うところの村に住んでいた女性。
女は家畜以下と言われ、事あるごとに棒やベルトで父親や兄弟から殴られ、罵倒されて、ひたすら労働する日々。
もちろん学校にも行かず。

そして、ちょっと男性と話をしたり、すれば、「シャルムータ/娼婦」と呼ばれます。
それは、村の誰か一人でもそういい始めたら、言われた女性はその烙印を押され、彼女の家族は村から仲間はずれにされるのです。
仲間外れにされないために、家族の名誉のために、家族会議が開かれ、処刑するものが決められ、、汚名を着せられた女性は、家族によって殺されるのです。

スアドと名乗る偽名の彼女は、結婚前に妊娠。
それが家族に知られ、姉の夫に灯油を浴びれせられ火をつけられたのでした。

母親も同意の上で。
スアドは奇跡的に命を取り留め、市民団体の手でヨーロッパにわたり、命を助けられます。

その地では母親は息子の誕生を待ち、生まれてくる娘たちはその手で生まれおちてすぐ殺されていきます。

感情を持つこともなく、自分をゴミ袋のようだと思い生きていく女性たち。

毎年6000人以上の娘がこうして殺されているのだそうです。
殺した方は罪にも問われず、むしろ、家族の名誉を取り戻した英雄として扱われ。

この本は2004年に出版されましたが、現実は20年経っても変わっていないのでしょう。

先日の「BOL」も、娘たちは父親から、家から出ることすらゆるされていないのです。

このようなことは、世界中でまだまだ行われているのだとか。

先日もパキスタンの少女が、女性も学校に行かせてほしいと主張して武装勢力に銃撃される事件がありました。

教育を受けさせて、世界が広がっていけばおのずと自分の置かれている世界に疑問が出てきます。
それを封じるため、女性には教育を受けさせたがらないところがまだまだあるのですね。

翻って、ん十年前。
大学進学の時に学部を決めたら、身内から「女がそんなところに行ったら、嫁の貰い手が無くなる」と、言われたのは、あたしです。
(もちろん、あたしの人生では「女が・・」といわれても、突き進む自由がありましたが)

先日の沖縄での事件でも、女性の側に言及した政治家がいたとききます。

一見異なるものにも見えます。
異なるものかもしれません。
あたしはそこに、共通する「におい」を感じます。

恐ろしい「名誉殺人」が今も行われている国は、ともすると自分のいるところからはるかかなたの事のようにも思います。
でも、地続きのところに自分もいるのだということを、どこかで感じていたいです。

今も名誉殺人が存在するインドでのシャールクの「DDLJ」。
そうして見ると、ロマンチックな恋愛映画でもあるけれど、視点を変えるとそれではないのだなと思えてきます。


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コメント
日曜に映画祭でみたトルコ映画は、
14歳で60歳の顔も見たことのない男に嫁がされた少女の話でした。
初夜をこわがる少女が、同意しないと、殺してしまう。。。。
イスラムの世界もおそろしい。
どこにでも、あるのね。
アメリカや中国の女性は、強すぎてかわいげがなく描かれるけど、
その方が、まだいい、思ったものでした。
【2012/10/30 23:56】 | 多謝。 #SO3OMlUc | [edit]
以前、某姐様も、アフリカの女性のこと書いてたけど、
アジアでも、きっと、近所の国でも、まだまだ起きてることなんだろね。
きっと、百年単位で変わってないかもね、女性の地位は。
そして、この先も変わるのだろうか?と思っちゃうね、悲しいことだけど。

この国にいると、マヒしてしまう感覚だけど、
消さないように、持ち続けていたいね。
【2012/10/31 00:12】 | パブロ・あいまーる #iU4puUNs | [edit]
生きながら火に焼かれるなんて。。。。。

命の尊さは、平等なのに。。。
男尊女卑の最たるものですね。
宗教とかも、関係あるのかしら。

現実にあること、というのが、ほんとうに恐ろしく思いました。

【2012/10/31 03:15】 | ROKOMOKO #- | [edit]
> 日曜に映画祭でみたトルコ映画は、
> 14歳で60歳の顔も見たことのない男に嫁がされた少女の話でした。

うぅぅ・・・。なんという。
いま、似てるお話の映画を見かけててちょっと止まってるの。
元気が復活してきたら見ようと思ってるんだけど、トルコでもそういう話、あるんだね。

> 初夜をこわがる少女が、同意しないと、殺してしまう。。。。
> イスラムの世界もおそろしい。
> どこにでも、あるのね。

イスラムでも、宗派(?)によってもずいぶん違うみたい。

実際、先日見た「BOL」は同じイスラム教なのに、スンニとシーアの違いで、となりどおしてもお家の雰囲気が全く違うの。

> アメリカや中国の女性は、強すぎてかわいげがなく描かれるけど、
> その方が、まだいい、思ったものでした。

アメリカはあたしはよくわからないけど、中国の女性は、強いねえ。
ってか、キツい、とも言うねえ(笑)
【2012/10/31 15:58】 | やっほー #- | [edit]
> 以前、某姐様も、アフリカの女性のこと書いてたけど、
> アジアでも、きっと、近所の国でも、まだまだ起きてることなんだろね。
> きっと、百年単位で変わってないかもね、女性の地位は。

歩みは遅いよね。
でも、少しずつ、明るい方に向かっていきたい。

> そして、この先も変わるのだろうか?と思っちゃうね、悲しいことだけど。

本の中では、女性も虐げられているけど、彼女の父と弟も仲が悪いの。

大事なことは簡単なことなのに、人の固定観念の強固さは、コンクリート以上だねえ。

> この国にいると、マヒしてしまう感覚だけど、
> 消さないように、持ち続けていたいね。

うん。
この国でも、同じではないけれど、ふとした時に垣間見えるときがある。
その時感じる異和感は、ちゃんと忘れないでいたいよ。

そして、家族や各方面に愛おしいものがあることの幸せを、ちゃんと一瞬一瞬感じたいと思ったわ。
【2012/10/31 16:04】 | やっほー #- | [edit]
> 生きながら火に焼かれるなんて。。。。。
>
> 命の尊さは、平等なのに。。。
> 男尊女卑の最たるものですね。
> 宗教とかも、関係あるのかしら。

宗教も関係あるようですよ。

でも、少しずつ、宗教の関係者も、「名誉の殺人」は犯罪だ、と言い始めてきてるんだって。

> 現実にあること、というのが、ほんとうに恐ろしく思いました。

死にかけて入院していた彼女は、訪ねてきた母親に、もう一度、毒を飲まされそうになったのよ。
母親に、と言うのが一番つらかったみたい。

母親ですらそうなってしまうのが残酷すぎる。
【2012/10/31 16:09】 | やっほー #- | [edit]
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